アモルファス合金の弾性

原子の無秩序な配列がもたらす、独特な弾性

アモルファス合金の弾性は、結晶性材料とは一線を画す重要な特徴です。アモルファス合金は、その独特の無秩序な原子構造により優れた弾性を示し、幅広い用途に非常に価値のある材料となっています。

アモルファス合金の特筆すべき性質のひとつが、大きな弾性伸長を起こす能力であり、約2%という驚異的な弾性歪みを示します。その高い弾性限界により、広い範囲で弾性的に変形し回復することができるため、大量のエネルギーを効果的に吸収・放出することができます。

アモルファス合金には結晶粒界がなく転位運動が発生しないため、変形時の応力分布がより均一になります。印加される応力に対しての均一な反応は、機械的負荷に耐える能力につながるので、信頼性と予測可能性が重要な用途に特に適しています。

アモルファス合金の弾性は以下の用途に適しています。

 

  • 衝撃抵抗とエネルギー吸収の必要な医療インプラント
  • 高感度センサー
  • 耐久性の必要なフレクシャジョイント
  • 振動制御を必要とする構造部品
  • 特に小型化の必要な、ばねやフレキシブルコネクタなどの弾性のある部品
アモルファス合金金属の優れた卓越した弾性

さまざまな分野で活躍するアモルファス合金:その多様な利点と適応可能な用途